Kaeru English School

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ながら勉強

こんにちは!

Kaeru English School です。

本日はながら勉強について調べてみました!

 

 

ながら勉強とは

ながら勉強とは、音楽などを聴いたりしながら勉強することです。

人によって、ラジオだったり、You tube の聞き流し系のチャンネルにしたり、様々だと思います。

私の時代は、CDやCDをダビング(コピーという意味です)したカセットテープで音楽を聴きながら勉強していました。(すごい昔のようですね)

その後、CD、MD、iPod、iPhone、You Tube、サブスクへと、小中学生~これまででデバイスが極めて大きく進化しましたが、みんなやることは同じようです。

無音というのがなんとなく耐えられなくて、音を聞いていたいという人が多いように思います。

私自身の感覚では、音楽があると一緒に歌ってしまい、ラジオなどがあるとついつい聞き入って笑いだしたりなど、まったく勉強になっている感じがしませんでした。

勉強に集中すると、音楽やラジオは聞こえなくなり、「さっきのはいつ終わってしまったの?」ということになります。

 

実際に効果に変化があるのか

では、音のある方とない方と、結局どちらがいいのでしょうか。

無音状態では、余計なことを考えてしまうということがあるそうですが、勉強内容によってはながら勉強をすると集中を妨げてしまうようです。

勉強するときにワーキングメモリが必要なものの場合、ながら勉強はふさわしくないといえるようです。

向いているもの

  • 漢字練習(ただ繰り返し書くだけのもの)
  • 基本の計算問題をたくさん解く

という単純作業が当てはまります。

単純作業であれば、ワーキングメモリをほぼ使わないため、好きな曲がかかっても、好きな番組が始まっても、処理能力にはあまり影響がないようです。

 

向いていないもの

  • 文章の読解
  • 数学の応用問題、文章問題
  • 英語の単語学習、リーディング・リスニング
  • 社会や理科などの暗記

上記のモノはワーキングメモリを使うので「ながら勉強」はやめた方がいいでしょう。

社会や理科は暗記なのに?と思う方もいるかもしれませんが、ただその用語を覚えなければならないだけではありません。

社会であれば、地理上の有利不利、交易のある国、時代背景、前後関係や各種事情とともに問題で聞かれるのはここだ、と覚えなければなりませんし、理科であれば、どんな実験があって、どんな理屈でどのような結果がでたのか、図表の読み取りもあります。

単語学習も、忘れないように知らない国の記号の組み合わせを日本語の意味とともに覚えるわけですから、結構な処理能力が必要です。

ですから、しっかりとワーキングメモリが使われるので、余計な情報が入ってしまってそれを処理するというようなことはない方がいいでしょう。

 

どんな音がいいのか

それでも何か音が欲しい!という場合、どうしたらいいでしょうか。

まずおすすめは、自然音や歌詞のない音楽です。

また、外国語の音楽などは歌詞の意味も分からず解読できないためただの音としてとらえられるかと思います。これはうちに通っている生徒たちだと歌詞が気になりだして向かない可能性がありますね。

無音よりは何かの環境音があった方が脳の働きにはいいという記載も見かけましたので、森の音とかそういうようなものをYou Tube から探して流すのもいいですね。

 

まとめ

以上のようなわけで、「歌とラジオとYou Tube とテレビを見ながらの勉強はダメ、絶対!」という結論となりました。

結局、言葉を処理しなければならない場合に、他からも処理したくなる、しかも楽しそうなものが聞こえてきたらそれはもう脳はそちらに意識を向けてしまいます。

当たり前ですね。

あとは、兄弟姉妹が楽しそうに遊んでいたり、テレビを見ていたり、ゲームをしていたりする音が聞こえると、きっとそれも気になって脳が自動で処理し始めます。

「●●を見てるな」「今ボスと戦ってるな」「楽しそうだな何してるのかな」

となってついつい部屋から出てしまうことがあるのではないでしょうか。

これを機に、お子さんが何かを聞きながら勉強していないか、また、他の子どもや大人が邪魔をしていないか確認してみましょう。

適度に静かな環境で自然を聞きながら、余計なものがない集中できる環境があればきっと成績が変わりますよ!