Kaeru English School

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How are you? への答え方

pixabay

日本の英語の授業では、ずーっと昔から

 

How are you?

 

I'm fine, thank you. And you?

 

と教えられていますよね。

 

実際に、英語の教室でもそのように教えられることが多いです。

 

先日、幼稚園の卒園式がありましたが、幼稚園の英語生が子どもたちに言わせた挨拶も上記のものでした。

 

上記の挨拶は、基本的なやり取りではありますが、実際にそのまま使われることは少ないです。

 

自分の様子を答えるわけですから、たくさんの答え方があります。

むしろ I'm fine thank you, and you? ではない答え方をする人の方が多いです。

 

例えば…

 

Good.

I'm OK.

Excellent!

Not bad.

Tired.

 

あるいは質問に答えず

 

Hi, how are you?

Hi, 〇〇(名前).

Hey, how you doin'

 

挨拶返しされることもあります。

 

Hi といって違う話題にすぐ入っていくこともあります。

軽い「こんにちは」くらいの意味しかないのです。

 

学校で習ったとおりにと答えてもらえないと、おどおどしてどうしたらいいのかわからなくなってしまうことがあると思いますが、全く同じ質問/答えでなければ対応できないのでは困りますよね。

 

これを覚えさせて、テストで言わせる、書かせる。

習っていないことを言ったり書いたりすると×になる。

こういう経験が英会話ができない日本人を育てていくのだと思います。

 

機械ではありませんから、いつも同じ返答とは限りませんし、自分もいつ聞かれても機械的に同じ答えをするのはコミュニケーションではありません。

 

やはり言葉を運用するには定型文を覚えるのではだめで、色んな答え方があるということを頭に入れておくといいですね。

 

そうでないと、最初の挨拶すらできないということになります。

 

うちの生徒たちは、たいてい I'm good. と答えていますね。

 

たまに I'm great! と答える子がいたり、

 

ときには、 I'm tired. と答える子もいます。

 

実際、本人たちにとってそのくらいの調子のときが多いのでしょう。

 

I'm fine, thank you. And you?

 

という子はほとんどいません。

というか、ゼロかもしれませんね。

 

6時間授業を終えてこちらのレッスンに来ると、ダラダラしていることもしばしばです。

運動会の練習がある時期や、スケートのある時期は特にそうです。

 

そんなとき、 I'm sleepy. と言ったりもします。

 

別に違うことを言ってもいいとわかっているから、ここでは好きなように答えてくれています。

 

補足ですが

and you? は How about you? もしくは How are you? という方がいいと思います。

 

お子様の英語力を確認するには、How are you?と聞いてみるといいかもしれませんね。

 

I'm fine thank you, and you?

 

と答えたら、学校外でのレッスンを検討したり、いろんなことを教えてくれるような教室に変えてもいいかもしれませんね。