こんにちは!
Kaeru English School です。
今日は習い事を始める時期について考えてみようと思います。
人気の習い事
人気のある習い事を調べてみました。
学研教育総合研究所(学研教育総合研究所 - 学研ホールディングス (gakken.co.jp))から引用します。
「幼児の日常生活・学習に関する調査」(2022年9月)
就学前から習い事をする子どもは半数以上の56.1%となっています。
①水泳 (21.8%) ②英語塾・英会話教室 (12.6%) ③体操教室 (11.5%) ④通信教育 (10.5%) ⑤音楽教室 (8.6%)
となっています。
英語は1割を超えていて、やはり小さなころから親しませようという親御さんが多いようですね。
「小学生の日常生活・学習に関する調査」(2022年9月調査)
それでは、小学生になるとどうでしょうか。
①水泳 (24.3%) ②音楽教室 (16.5%) ③受験のための塾・学校の補習のための塾 (16.3%) ④通信教育 (14.9%) ⑤英語・英会話 (13.8%)
相変わらず水泳は多いですね。小学生になると、音楽や学習系の習い事を始めるご家庭が多いようです。
英語は1ポイントアップなので、小学生になってから習う人というのは少し増えていますね。
「中学生の日常生活・学習に関する調査」(2020年8月)
中学生は圧倒的に学習の習い事が増えます。
①受験のための塾・学校の補習のための塾 (44.5%) ②通信教育 (12.7%) ③英語・英会話 (9.3%) ④音楽教室 (6.8%) ⑤水泳 (3.2%)
やはり学校の成績を意識した習い事に変化していますね。英語についても減少してはいますがまだ上位から消えていません。
やはり英語はある程度人の力を借りなければ上達しにくい+ある程度長い期間学ぶことが必要であるため、いきなり上位から圏外に出てしまうことはないようですね。
運動系・文化系は中学生ころには辞める子どもが多い
上記の調査を見てみると、小学校高学年から中学生にかけて運動系・文化系の習い事はやめる子が多いようです。
中学1年生から学習塾に入る子が2割程度となり、中学3年生には6割近くまで増加します。通信教育は中学1年生から中学3年生にかけて2%ほど減少しています。
一方、英語は中学2年生では一時的に5%程度、つまり半分以上減少しますが、また中学3年生では1年生と同程度の割合に戻っています。
中学2年生になって英語など他の習い事をやめて塾にしてみる子どもたちが増えるという感じでしょうか。3年生になってからは、英語をやめてしまったら成績が振るわずに再開する、あるいは、いよいよ焦って取り返そうと習い始める、という感じでしょうか。
英語は大きくなってからでもいいが…
英語は大きくなってから、つまり中学生になってから始めてもいいとは思いますが、上記の調査を見ると、やはり中学に入ると勉強しなければならない教科が増え、部活動があり、日々の生活で精一杯になるケースが多い様に思います。
運動だけでなく、芸術系のものは比較的体力を奪われませんが、日々の鍛錬が重要ですから、継続することが難しくなるようです。
何事も学び始めるのに遅いということはないのですが、時間が取れないことが問題なのです。
そうなると、「リスニングが取れない、英語をやっておけばよかった…」「中2の内容が全然わからない…」「長文がわからない」「英作文ができない」ということがでてきて慌てて習い始めても、学校のレベルに追いつくのがやっとということになります。
成績を上げるのでなく、維持するだけとなってしまうこともよくあるパターンなのです。
まとめ
習い事はいつからはじめようか、と悩みますよね。
特に英語は小さいころからがいいとか、いやよくないとか、色々と言われています。
毎日イマージョン教育を幼いころからしてしまうのはどうかと思いますが、幼稚園から週に1回や2回程度英語を習うのは全く問題ないでしょう。
学習系習い事や水泳、音楽などをすることとあまり変わりないと思います。
習い事は一度途中で辞めるときが来ますが、また大人になってから「趣味として」再開する、「仕事の一環として」役立てるときがくることがあります。
特に英語については、仕事で使用する機会があるという方が今でもいらっしゃいますし、今後もそうした機会が増えていくでしょうから、小さなころから始めておくといつか「やってよかった」と思う日が来るのではないでしょうか。