こんにちは!
Kaeru English School です。
子どものやる気を引き出すのはなかなか難しいですよね。
そもそも、大部分の人にとっては、勉強なんてつまらなくて面倒でやる気が出ないものです。
自分も嫌なことを子どもにやらせるのは難しいですよね笑
ということで、何度かに分けてやる気について詳しく調べてみようと思います。
目次
動機(モチベーション)
動機(モチベーション)には種類があります。今回ご紹介するのは、達成動機、内発的動機づけ、外発的動機づけです。
達成動機とは?
目標に向かう動機のことです。
簡単すぎず、難しすぎず、「少し頑張ったらできそうかな?」というレベルにすることが大切です。
成功したときにちゃんとうれしくなるような。
その子にとってちょうどいい目標を設定することが一番やる気が出ます。
少しずつハードルを上げていき、それをクリアし続けることで、どんどんと実力が高まり、さらにやる気が出るのです。
ただ目標を設定するだけでなく、「もし失敗しても大丈夫」と安心できる環境の用意も大切です。
失敗したら叱責される、兄弟姉妹や友達に馬鹿にされる、そんな環境ではやる気が出ません。
失敗することに対する恐怖の方が、挑戦してみたい、成功したいという気持ちより勝ってしまい、挑戦しなくなります。
内発的動機づけとは?
内発的動機とは、自分がそうしたいと思ってするということです。
ゲームをする子は、ゲームをするのが楽しいからやるのです。掃除が好きな人は「きれいになると気持ちがいいから」勝手に掃除をします。
そういった自分の内面から生まれた興味、関心などに動機づけられていることなのです。
好きだからやる、楽しいから遊ぶ、本を読みたいから読む、描きたいから描く、そういうことですね。
決まった教科や単元だけ頑張れるというのも、「その教科が好き、その単元に関心がある」から「もっと知りたい、できるようになりたい」と思って勝手に勉強するのです。
子ども自身に好きなことがあるなら、それをどんどんやらせてあげるといいと思います。
それがきっかけとなって、ほかにも興味を持つことが増える可能性があります。
親としてはどうしても苦手なところを伸ばそうとしたくなりますけどね。
外発的動機づけとは?
外発的動機とは、報酬や罰、評価などの外部からの働きかけによるものです。
外発的動機付けの例をあげると...
- 夢をかなえるため
- なりたい仕事に就くため
- 試験でいい成績をとるために勉強する
- 友達に負けたくない
- お手伝いをしたらお小遣いがもらえる
- やらないと先生や親に怒られるからやる
というようなことはすべて外発的動機づけです。
こうした中でも、「夢をかなえる」「試験のために勉強する」というのは、多少やる気があるような気がしなくもありませんが、勉強自体の楽しさを感じているものではなく、何かを達成するために「勉強が必要だ」ということを認識しているだけなのです。
実は、ご褒美作戦も最初はいいように思えるのですが、だんだんと効果がなくなっていきます。
そして最終的には「ご褒美がなければ何もしない」ようになってしまいます。
その行為そのものに価値を感じていないためです。
やはりとっかかりだけにとどめて、少しずつ自分で考えるように導いていく必要がありそうです。
まとめ
今回は達成動機、内発的動機づけ、外発的動機づけについて詳しく調べてみました。
やはり内発的動機づけによって動いてくれるようになるといいですよね。
やる気を出しなさい、勉強しなさい、将来が~なんて人から言われても、子どもたちにとっては全く現実味がありません。
興味があることにはものすごく頑張るけど、他はイマイチ...という子も多いと思います。
けれど、いきなり内面からのやる気を出してもらうなんて、正直いってハードルがとても高いです。
まずは「勉強が嫌いじゃない」という状態を作るために、注意しすぎないことや、背伸びしすぎなくてもいい状況(分量や学習時間、スケジュールなど)に配慮することが大切です。
うんざりしたり、もう二度とやりたいと思えなくなってしまったら元も子もありません。
親としてはじれったくても、少しずつ成長するのを見守る姿勢を維持するといいですね。
達成動機を活用して、少しのハードルを繰り返し乗り越えさせてあげるとよりいいですね。