Kaeru English School

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英検の受験者数

こんにちは!Kaeru English School です。

 

英検って何歳から受験するんだろう?

どのくらいの人数が受験しているんだろう?

 

と疑問に思ったことはありませんか?

 

私が子供のころは、小中学生が英検を受けるということはほとんどなかったように思います。今、英語教室に通っている小・中・高までのお子さんたちの保護者の皆さんの中には、高校に行って初めて受験した、あるいは一回も受験したことがない、という人も多いのではないかと思います。

 

現在は時代が変わり、子どものうちから英語を学び、英検を受験する子供がとても増えましたね。

公式サイトに、英検受験者数の推移がありましたのでご紹介します。

 

英検受験者数

2021年度では、

小学校以下     461,154人

中学・高等学校   3,026,585人

大学        65,549人

その他       549,380人

合計        4,102,668人

 

ものすごい人数が受験しています。

主に中・高生が受験しているということがわかりますね。

高校受験前や大学受験前に自分の実力確認、入試への利用などを考えて受験する子が多いのかなと予想できます。

大学生となると人数が大幅に減っています。大学生とくくってしまうと人数が少なくなるというのもありますが、その他の部類(社会人)と合わせても100万人にも届きません。

そして驚くべきは、なんと小学生以下で46万人も受験しています。

総務省の推計では、9~11歳が313万人、6~8歳が301万人、3~5歳が278万人となっていますので、幼児~小学生の子どもたちのうち、ざっくりですが5%ほどが受験していることになります。

未就学児が英検や英検ジュニアを受験することは多くないと思いますので、小学生だけで絞るともっと多いのではと思われます。

12歳が含まれていませんが、推計では9~11、12~14と区切られていいるためこのようにしました。

12歳も含まれていたらさらに割合が高くなることが予想されます。

また、地域差も大きいように思います。

そもそも受験会場がない地域もありますし、大手や個人の塾や英会話教室があるような政令指定都市以上の規模などでは、当たり前に受験するというところもありそうですね。

聞いたところによると、札幌では小学生のうちから地下鉄などを利用して自分で塾に通うお子さんも普通にいるようです。意識の高いご家庭やそういった地域では先を見据えてしっかり受験させている、という感じだと思います。

 

ちなみに、以下は英検公式サイトからの引用です。

全体の志願者数の推移です。

 

各級の合格率

こちらは様々なウェブサイトを見てこのくらいかな、という感じで設定したものですので参考程度にご覧ください。

 

1級  10%程度

準1級 15%程度

2級  25%程度

準2級 35%程度

3級  55%程度

4級  70%程度

5級  80%程度

 

これは難易度的にどうなんだというところですが、英検の試験内容が変わり、合格判定の方法も変わっているため、昔とは比べられません。

また、そのときによって難しい回とそうでもない回があったりします。

私が英検1級に挑んでいたころはたしか合格率5%くらいだったような気がします。

受験者数と合格者数を何かで見れた記憶がありますが、公式サイトで発表されていないようなので上記の数値は予測です。

結構合格できそうな数字で書いてしまっていますが、油断すると当然落ちますので常に自分の受験する級の中で上位数%に入れるようにしっかりと学習してください。

 

まとめ

正直、小学生以下で46万人も受験しているとは思いもよりませんでした。

英語を習っていても英検を受験しない子もいますし、受験をお勧めしても、「まだ早い」とおっしゃる方がわりといるためです。

高校や大学で市外にでて初めて「自分は何も持ってない!」と気が付いて焦ることがないようにどんどん受験を推奨していこうと思いました。

 

とはいえ、まだ早いと保護者の方が考えるのは当たり前のことでもあります。

私自身(40代)が英語学習をやらせようというのが始まったころの世代だからです。隔週週休二日制が導入されて、ALTの制度が初めて導入されたくらいの年代です。

また、私が英語を始めたのは小学4年生のころに、〇文式で初めて英語が始まり、なんだかよくわからないうちに親にやらせられることになっただけで、本当に多くの人が英語に無関心な世代だったからです。

大学生のころに、ようやく大手英会話教室が流行り始めて、すごく高い授業料を払いながらネイティブのレッスンを受けるひとが出始めました。

TOEFL、TOEICも誰も知らなくて、英文学科の人でも「何それ?」というようなレベルでした。

そういえば、あれから20年以上たちましたが、大手英会話でペラペラになったという人を見ないですね…。

早期教育はいつも賛否がありますが、英語を教えていく中でやっぱり早いうちから(頭が柔らかいうちから)やる方が効果が高いように感じます。

大人に至っては、ネイティブだろうと、お金をかけようとかけなかろうと、結局個人の努力によるのでは、という結論に達します。

自分の人生を切り開くために必死で英語を勉強しているアジアの地域に経済的に追い抜かされて行っている日本の現状を考えると、我々親世代のときのように「ゆっくりしていても自国だけですべてが済んでしまう」というのはいいことでもありますが、やはり未来を担う若い世代にはしっかり頑張ってもらいたいなと思います。