pretty （プリティ）という単語を知っている人は多いと思いますが、本当によく使われる意味を知らない方が結構います。
pretty（adjective/形容詞）
まずは形容詞としての意味をご紹介します。
そもそも形容詞とは
形容詞とは、名詞を修飾して、物事の性質や状態を表すものです。
long 長い
short 短い
上記のようなもので、名詞を修飾して様子をあらわしたり、be 動詞をともなって状態を表します。
意味
形容詞として使用する場合は、見た目の美しさではなく、魅力的である女性や女の子のことを表します。
日本的な「かわいい」とは少し違います。
「かわいい」は、”Kawaii" という単語にもなっていて、独自の感性であることがわかります。
「きれい」という表現がぴったりかと思います。
整っているかどうかではなく、ファニーフェイスだったり、笑顔がかわいいとか、黄金比なのではなく、魅力のある見た目という感じですかね。
また、場所や服、名前などについて、魅力的である、見た目がほどよくきれいであるということを表現します。
「ほどよく」というのがポイントですね。
すごすぎたら pretty ではないんです。
外国のお城はあてはまりませんが、個人の家庭の手入れされた庭なんかは pretty なんです。
Oxford Learner's Dicrionaries より
1．(especially of a woman, or a girl) attractive without being very beautiful
2. (of places or things) attractive and pleasant to look at or to listen to without being large, beautiful, or impressive
without being beautiful という表現がありますね。
ほどよさが大切です。
pretty（adverb/副詞）
次に、副詞での意味をご紹介します。
実はすごくよくつかわれるのがこちらの意味なんですが、私が子供のころは学ばなかったです。
そもそも副詞とは
形容詞と同じように、修飾語になりますが、修飾するものが違います。
動詞、形容詞、ほかの副詞、句、節、文章を修飾します。
名詞以外を修飾すると覚えておきましょう。
意味②
「かなり」や「とても」という意味があります。
とても上手→very well
と学びますが、実際には、
pretty well
という表現する人が多いです。
「とても」といわれるとつい "very" としがちですよね。そして、すごく、といいたいときは "very very" といいたくなりますね（笑）
もちろん、"very" もよく使うことは間違いないですが、"pretty" もめちゃくちゃ頻繁に使いますので、ぜひ覚えておいてください。
Oxford Learner's Dicrionaries より
1. to some extent; fairly
2. very
おまけ
pretty much とすると、また違う意味が出てきます。
だいたい、ほとんど
という意味になります。
（例）
A: Did you finish your report？
レポート終わった？
B: Pretty much.
だいたいね。
I go to school pretty much everyday.
ほとんど毎日学校に行きます。
このように使います。
まとめ
いかがでしょうか。
すでにご存じの方は、すごい！
しっかり英語を勉強したんだなという感じです。
日本人の半分が英語を苦手としていますから、半分くらいの日本人は知らないです（笑）
そう考えるとすごいですよね。
こんな簡単な、よく知られた単語一つとっても知らないことがあるわけです。
当然ですが、子どもたちにもこういった学校と実際に使う英語との違いを教えています。
こういったエピソードがあたまに入ることで、子どもたちの脳への定着が高まります。
ただただ書かせて、暗記させて、、、という勉強法はあまり効率が良くありません。
自宅で一人で勉強できます、というのは、すでに身近に教えてもらえる先生がいないくらいレベルの高い人だけです。
言語の習得は、コミュニケーションあってこそです。
座学をするにも、先生やお友達とのやりとりや、エピソードがあるだけで格段に頭に残りやすくなります。
一定レベルになるまでは、教室などを利用して効率よく英語を身につけましょう！
