何かを習い始める/習う前には、
いつまでやろうかな
どこまで行けば終わりなのかな
そんな疑問を持ちますよね。
当教室にももちろん退会する人たちがわずかですがいます。
私自身やその周囲の人、会員の皆さんのやめ時の判断はどんなものがあるのかご紹介します。
引っ越し
これはもう仕方ないですね。
同じ市内での引っ越しでなければ、やめる人が多いと思います。
ですが、引っ越し先で同じ習い事を継続できるようにする方も多いですね。
特殊なものでなければ、ピアノやスポーツ、学習塾などたくさんありますから、合いそうなところを見つけて継続しているようです。
経済的理由
子どもが「他の習い事をやってみたい」、と言い出したときに今習っていることをやめる選択をすることが多いですね。
やはり、あれもこれもとなんでも習えるご家庭の方が少ないですから、習い事を天秤にかけてどれかに絞るということもよくあります。
時間的理由
習い事は結局送迎が必要になることが多いですよね。
今の時代は子どもたちに一人で行かせることが怖いと感じる親御さんも多いです。
私自身も、すべての習い事の送迎をしています。
親の仕事の都合で送迎ができなくなったり、赤ちゃんが生まれて送迎が難しくなったり、そういうことで辞める方も少ないですがいます。
子どものやる気や能力の問題
これは一番多いでしょうね。
私自身の考えでは「やる気」というものがそもそもないという考えです(笑)
やる気のあるなしはその子や保護者の問題だととらえています。
レッスンを聞いていない、宿題もやらない、お友達に対する態度が悪かったり、レッスンの妨害をする(本人はそのつもりでない場合もあります)などで講師から注意されてやめるケースがあります。
うちの教室ではこれまでに2人いました。
注意されたらそこでやめるのではなく、しっかり改善して続ける方がいいと思いますが、「攻撃された」と受け取るのか「恥ずかしすぎる」のか、やめてしまいますね。
指摘されて気が付いたときに直してやるのが親の務めだと私は思います。
あるいは、「なかなか結果が見えない」という理由で辞める場合もありますね。
今の時代、「楽しく学べる」という教室は多いですが、「楽しいことだけする」教室で伸びることはありません。
英検5級や4級くらいならリスニングで高得点をとって合格することは可能ですが、それでは受験は突破できません……。
歌を歌って、ゲームをして、動画を見て、それだけでネイティブレベルの会話や読み書きができるようになったら誰も苦労しません。
以前、塾の講師をしていたときに実際に見たケースですが、E〇〇 ジュニアに6年も通っていたのに、中学校に入ってから英語のテストが30点台という子がいました。
そういうことですよね。
TOEIC800点です!という人が全くしゃべれないというのもまた事実で、つまりは全部やらなきゃだめ、ということです。
やめる前に必要なことをしっかりやりましょう。
まとめ
だいたいは上記の4つで辞めるかどうか判断されています。
1,2年など中途半端に習い事をやらせて、「身につかなかった」というのはちょっと時期尚早だと思いますので、始めるときには「きちんと継続できるか」を親がしっかり考えるべきだと思います。
そして、子どもと「基本が身につくまではやめない」というのを約束するべきでしょう。
基本が終わる前に辞めてしまっては、何事も身につかないのは当然で、お金をどぶに捨てるのと同じです。
私自身も習い事を始めるときには、「中途半端で辞めない」ことを約束させられました。
辞めたければ、最低限「ここまではできた」と言えるレベルに到達する。
という気持ちでやるのがいいと思います。
ピアノであれば、「ブルグミュラー」修了くらいはやりたいですよね。
「バイエル終わってない」なんて言えません。
※現在はバイエルを使わないところも多いようです
英語であれば、「英検4級とったよ」「TOEIC450点だよ」とは人に言えませんよね。
履歴書にも「書かなくていいよ!」というツッコミ待ち状態です。
子どもであれば、中学卒業レベル(英検3級)までは身につけるのが最低ラインかなと思います。
義務教育レベルですからね。
これくらいできれば、ちょっとした旅行、道案内、簡単なビジネスメールを書いたり、お友達を作ることもできるようになります。
「やめグセ」をつけることだけは避けたいですね!