Kaeru English School

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成績が上がるまでの時間

こんにちは!

Kaeru English Schoolです。

 

当教室では、中学生以上を対象にしたレッスンも実施しています。

よくある希望が、「成績を上げたい」です。

では、成績が上がるにはどうすればいいのか、どのくらいかかるのかについて実際の経験からお伝えします。

 

 

成績向上に必須の要素は3つ

成績アップに必要な要素とは、以下の三つです。

  1. 必要な素質
  2. 本人の努力
  3. 十分な時間

これらがそろって初めて成績が上がります。

「なーんだ普通じゃん」と思った皆さん、その普通ができない人がどれほど多いことか。

 

勉強となると、もちろん「もとから得意な子」と「もとから苦手な子」とがいます。

ですが、そんなことよりもずっと大切なのが「普通のことを普通にやれる能力」なのですよ。

では、必要な素質とはどのようなものでしょうか。

 

1.必要な素質

勉強に一番必要な素質とは、「自頭の良さ」ではありません。

実は、「素直さ」です。

もうこれだけです。

  • よその人からの忠告をちゃんと聞ける
  • 言われたことはきちんとやる
  • 失敗を認めて反省する

これだけなのですが、難しいものですね。

よその人からの忠告をちゃんと聞ける

これは、案外難しいです。

何か言われたら言い返す癖があったりするのは一番よくないですね。

何かを教えてもらっても、言い返そうとする方向に頭と心が向かってしまっていて、アドバイスが頭に入っていきません。

こういう風にやるんだよと言われて、「じゃあこれは?」と新たに学問に関する疑問を提示するのは全く問題なく、むしろ大歓迎です。

「えーなんで?」「おかしい」「細かすぎる」など、不平不満をこぼしている場合には成績が上がりにくいですね。

「おかしい」にいたっては、意味が分かりませんね!

英語は外国語ですから、各国の歴史や文化が混ざり合ったり変化したりで長い年数をかけて現在の形になっているわけで、こちらが口をはさむ筋合いは一ミリもありません(笑)そのような言動は慎むべきでしょう(笑)

子どもたちにはよく「へーそうなんだ」の気持ちで受け入れましょうと言っています。

また、「静かにしましょう」と言われているのに、言い返しているようでは全くダメですね。問題外です。

言われたことはきちんとやる

言われたことをすっかり忘れてしまい、やってこない。

これはめちゃくちゃ多いです!!!

宿題を毎週のように忘れる子もいますし、レッスンをうけるのに何も持っていない場合もあります(笑)

明らかに学習量が足りないからこそ、プリントを作成したり、ワークを多めに宿題にしたり、一緒に学習計画を立てたりするのですが、これらを全くやらない、あるいは一部だけやるということがよくあります。

こちらとしては、必要なことを指示として出しているわけですが、それをやらないのであれば、成績は上がりませんよね。

当然です。

中学生になって学習習慣のない子はこのタイプが多いです。

今まで勉強を頑張らなくてはならない環境にいたことがないのに、急に厳しく言われても酷なことかもしれませんね。

だから「小学生から始めましょう」というのです。

小学生のうちに学習習慣がついていないお子さんの場合は、保護者がしっかり管理する必要がありますね。

働いていたり、もう反抗期の子どもを管理するのは大変だと思いますが、素直な時期にやり残したことを拾えるのはこの時だけです。

高校に入ってからではちょっと厳しいですから。ラストチャンスだと思って頑張るところですね。

失敗を認めて反省する

これも「素直さ」に通じるところではありますが、失敗を受け入れて反省することができない子も結構います。

「いや、大丈夫」

「今日だけだから」

「いつもはできてる」

これらの言葉は一見ポジティブな感じもありますが、実際には「失敗を受け入れられない」わけです。

「いつもはできている」場合は、何がいつもと違うのかというのを確認してどう間違ったのか、それを次回しないためにはどうすべきか、ということを見なければならないのです。

大丈夫、今日だけ、というのは論外ですね。

おそらく日ごろから大丈夫じゃないでしょうし、テスト本番でも同じように間違えてしまいます。

 

2.本人の努力

これが必要ないと思う人がいるのでしょうか!?

努力もせずに成績が上がる、そんな人は見たことがないです。

「勉強してない」といっている子がめちゃくちゃ成績がいい場合、実は勉強している可能性が高いですよね。

こういう場合は、

→実は日ごろからある程度勉強しているため、テスト前だからといって特別にたくさん勉強したわけではない

という可能性がありますね。

どんな天才でも、何かから情報を得なければ知識は増えませんから、天才だって努力をしているのです。

ただ、「努力を努力と感じない」だけの可能性があります。

また、「うちは全然勉強させてない」という保護者の言葉を信じていてはいけません。

これについても

→実は『親が子供だった頃と比べて「足りない」量しか勉強していない』

可能性がありますよ!!

 

3.十分な時間

前述の、「素直さ」「努力」があるものとして、ではどのくらいの時間をかけたら成績が上がるでしょうか。

あまり成績が良くなくて、中間層の真ん中くらいに位置している場合で、おおよそ半年ほどかかります

この数年での経験ですが、中学1年、2年なら年度中に何とか中間層上位まで行けるくらいになっています。

3年生まで放置していると、1年生、2年生の復習から始まりますからもう少し時間がかかる可能性がありますね。

ランクが大体定まってしまうのが秋ごろですから、あまりにも放置しすぎていた場合には、本人がよほど努力をしない限りは成績をあげることは難しいと言わざるを得ません。

基礎の理解をさせて入試でいくらかでも解答用紙を埋められるようにすることが目標になります。

そして、高校でも英語はありますから、やはり放置しっぱなしにするわけにもいきません。

どこかで対処する必要があります。

 

まとめ

当たり前のことしか書いていませんが、すべての要素がそろって初めて成績が上がります。

これは英語だけに限りません。

暗記科目は時間だけでもいいかもしれませんが、それ以外はやはり素直さ、努力、時間が必要です。

勉強を頑張らないで楽しいことをする→成績は下がる

それは普通ですよね。

子どもが何かを習うとき、学ぶとき、お金の無駄にならないためには上記の三つを大切にして取り組むことがいいでしょう。

「人として必要なこと」ですから、きっとお子さんのその後の人生にも役立つでしょう。