春ですね!
春といえば、新たに何かを始めるのにぴったりな時期です。
今年は読書に力を入れようと思っています!
大人になるにつれ、めっきり読まなくなってしまい、買ったはいいもののそのまま...ということもしばしば。
昔は読書好きで、子ども時代は、本があればどんなものでもとりあえず読んでいました。絵本でも小説でも雑誌でも、文字を読むのが好きだったのです。
ところが、子どもたちはどうかというと、そこまで本を読んでいません。
どうやったら読書習慣が身につくのでしょうか。
読む子と読まない子がいる
私は自分が勝手に本を読みたいと思う子どもでしたので、本を置いておきさえすれば自然に読むものだと思い込んでいました。
絵本の読み聞かせも積極的にしていましたし、子どもたちは喜んで聞いていたし、本にお金は惜しみませんでした。
長男は放っておいても、学校の図書室から小説やら、ファーブル昆虫記やら、図鑑だのクイズだの迷路だのを借りてきてまあまあ読書を楽しんでいました。
ところが!!!!
小学生になっても次男は全く本に興味を示しませんでした。
何故!?
動く図鑑と、折り紙の本と、マジックの本しか読みません。
お話はあまり興味を示しませんでした。
そういえば、幼稚園途中から仕事が忙しくなり、一緒に本を読む時間は長男の時よりも少なくなっていました。
それでも、お話をすると喜びますし、お気に入りの絵本もありました。
けれど、毎日同じ親が同じ環境で育てているのに、全然読みません。
この違いは何なのでしょうか。
性格の違いなのかな、とは思いましたが、やはり読書できないと圧倒的に勉強に不利ですから、何とかしたいと考えました。
音読させる
本を読むのがしんどい、いやだという理由がなんなのか。
気になると追及することをやめられないので、観察するため簡単な本を音読させてみました。
確認してみると、
「文字をカタマリで追えない」ということがわかりました。
つまり、
おはなしを よむ
ではなく、
お は な し を よ む → オハナシヲヨム? → お話を 読む
という読み解き方をしているようでした。
低学年ですから、言葉をあまり知らないため、切れ目がおかしいことがあるし、勝手にない言葉をつけ足したり、あるいは思い込みで全く違う言葉を言ったりしています。
お母さんに怒られたので泣いていた。
↓
お母さんが怒って悲しかった。
というような調子です。
これでは長いお話を読むのは難しいですし、内容を正確に理解できませんから、お話の展開が不自然に感じることも出てくるでしょう。
読書する人の読み方
読書する人といっても、私は私の読み方しか知りませんし、生まれつきなどの場合を除き、文字認識の仕方が人によって異なるということをしりませんでしたので、私の読み方が普通かどうかわかりませんのでご了承ください。
私の読み方は、
文字は何文字かずつの意味の塊で読む
塊は初めの二、三文字を見ると言葉を脳が予測する
句読点がないところでも、脳が勝手に区切りを確認する
ようになっていて、大体その通りに言葉もお話も進んでいくんだと話すと、子どもはとても驚いていました。
長男も同じように読んでいるようなので、そんなに特別なことではないかなと思いますが。
解決策
結局、言葉の知識を増やしたり、読む経験を増やさなければ「読むことが苦にならない状態」を作れない、と考え、一緒に読書をすることにしました。
短いお話は、読解のドリルをめちゃくちゃたくさんやらせて自分で読ませます。
間違うときは、たいてい読み間違いをしていますので、答えを直させるのではなく、音読をさせています。
そうすると、自然とオハナシの意味が分かって、正しい答えも自分で見つけられます。
長いお話は、難しい言葉があったらその都度一緒に国語辞典を調べたりしながら、私が読み聞かせています。
トム・クルーズが、誰かに音読してもらったものを聞いてセリフを覚えるといっていたので、それを真似してみました。
自分で読んでいなくても、お話の内容や楽しさは入っていきますし、読めば読むほど言葉の知識も増えていきます。
まとめ
子どもは同じように育てていても、まったく違うことが多いもので、その都度育児の方法を変えていかなくてはならないのがつらいところですよね。
まさか、本に興味を持たせることがこんなにも大変だとは思いもしませんでした(笑)
けれど、世の中のすべてを経験することはできませんから、本は大切な学びを得られる大事なものです。
たくさんの本を読んでいると、「嘘っぽい、サギっぽい」変な口調というのでしょうか、文章や内容の構成に気が付けるようにもなります。
正しく文章を読むことができなくて、中学に入ってから定期テストの点数がふるわない、という子どもたちがたくさんいますから、めちゃくちゃ面倒ではありますが、これからも子どもたちに本を読んであげようと思います。
中学生になるまでには、きっと読書が多少好きになるハズ...です。