Kaeru English School

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学習習慣は小学生のうちから

みなさんはいつから学習習慣をつけるように考えていますか?

中学生に入ってから「学習習慣がないんです…」と相談されることが良くあるのですが、私は小学生のうちから対策することをお勧めします。

 

 

未就学児は遊びからスタート

幼児用のドリルというのが売られています。

本当に簡単な、直線や曲線などの図形を書いたりするもの、工作をするものもあります。ぬり絵をしたりもいいですね。

鉛筆を持つことに慣れてきたら、数を書いたり、数えたりするようなごくごく簡単なことをやらせてみましょう。

私の息子たちも、年中くらいからひとりでに文字を覚えてきて、見よう見まねでお手紙を書いたり、絵本を読もうとしたり、興味を持ち始めていました。

この興味を持った瞬間を逃さず、色々と与えて一緒についてやってみるといいでしょう。

ドリルといっても、とても簡単ですぐにはなまるをつけてもらえるし、終わったらシールをはれたりするので、意外と喜んで毎日やってくれます。

ときには途中で止めなければならないほどです。

 

学習(文字や計算)は年長から

ひらがなやカタカナ、足し算や引き算などの簡単な学習は年長さんでも可能です。

このころには手指の力がついて、鉛筆の持ち方もしっかりしてきています。

まだ筆圧が強すぎることがあったりして、疲れてしまうこともあります。

簡単なドリルはすぐに終わってしまうため、就学前にはひらがな、カタカナ、一桁の足し算や引き算はできるところまでやれるでしょう。

 

小学校低学年~中学年

ここからはもう遠慮なく、漢字、文法、図形、計算(九九も)、文章題、アルファベット、英単語、英検5級、4級レベルの文法までしっかり学習させることができます。

 

学校生活に入ったらすぐに家庭学習を始めましょう。

ドリルははじめは10分くらいで終わるようにしてください。

慣れてきたら、+5分、+10分と増やしていきます。そうこうしているうちに、やることが当たり前になっていきます。

小さなうちから当たり前の顔をして、横について学習をさせます。

大切なのは、間違ったからといって感情に任せて怒ってしまわないことです。大きな声をださなくても、心が怒りに燃えていたら子どもには伝わります。

いつも平常心で淡々とやらせる、淡々と説明する、これだけです。

私自身の子育ての経験では、1~3年生までの内容は思いのほかすいすいとできるもので、3か月くらいで1年間の学習内容が終わってしまっていました。

あまり早くに先に進むと、忘れてしまうことが心配でしたので、普通レベルのドリルが終わったあとは、「ハイレベル」ドリルを購入してきて学習させていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高学年以降も同様

学習のやり方自体は全く同じです。標準レベル→ハイレベルとやらせるだけです。

少しずつ時間を増やして行けば、高学年には平日で2時間、休日で4~5時間は学習できるようになっていることでしょう。

ただし、どんなに良い子でも、

「見ていなければやりません」

ので、ご注意ください。

ここまでくれば、横にいなくても、家事をしながら時々声をかけたりしてそばにいるだけで大丈夫です。

間違っている問題などはその日のうちに確認して解きなおしをさせるのが大切ですから、必ず見てあげてください。

働いていてなかなか見れないという場合でも、必ずやったドリルを夜に確認して、また次の日に直させるようにしてください。それをまた夜に確認して、理解できていなければ、休日に重

点的に取り組ませましょう。

特に、小学生のうちの学習はあまり頑張らなくてもできる問題が多いですから、自分の実力を過信してしまうケースがあります。

学校での点数が70~80点くらいで自信を持っているとしたら要注意です。中学で急に難しくなってびっくりするということがよくあります。

 

ちなみに、ここまででまだ英語をやっていないのであれば、5年生で5級、6年生で4級を取得するといいですね。

低学年から中学年のうちに4級まで終えている場合は、3級にチャレンジしてみましょう。

中学での英語は昔よりも難しくなっているため、5年生から英語が始まるのに合わせて始めておくと安心ですね。

 

 

 

 

 

 

まとめ

ここまでやっておけば、中学に行って急に成績が落ちた、ということもなくなるはずです。

勉強をどう進めればいいのかもわかっているし、勉強する時間も量も十分になっているからです。

中学に行って急に学習習慣をつけようとしても、大抵はうまくいきません。

反抗期に入ってしまって、なかなか親の言葉が届きにくい子も多いです。

また、「頭がいい」といってあまりちやほやして育てると、「万能感」が大きく膨らみすぎてしまい、現実とのギャップがあった場合に不登校などになる可能性があります。

少し前までは褒めて育てるのがいいという流れでしたが、今ではそれは少し間違っているというようなことが言われていますね。

自主性を尊重するといって、放置するようなやり方も色々言われ始めています。

やはりある程度子どもの性格に合わせてコントロールする必要がありますね。

学習習慣は「勉強=嫌なもの」とならないうちに身につけさせてしまいましょう。